2016年04月06日

無題

ラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜
ライブビューイング

3/31 品川プリンスシネマ シアターゼロ
4/1 新宿TOHO

1st、3rd、2014、2015と現地観戦を果たした運もここまで。二日ともLVでの鑑賞となりました。

LVとはいえ、ほんとうに楽しいライブでしたし、このライブを見届けられて本当に良かったと思っています。
去年のライブではキレイな文章を書こうとしていたんですが、今回のライブに関しては「あれがこうだった」「これがああだった」とか体裁は整えたくない!僕の主観と想いだけで書き散らしたかったので、タイトルを無題としました。しばしの間お付き合いください。



3/31、LV会場へ行く前に、買い忘れたパンフレットを調達するため東京ドームへ足を運びました。

神保町という土地は、まだアキバがオタクの町になる以前ですが高校通学の乗換駅として利用しており、楽しく過ごしたほんとうに思い出深い土地なのです。ラブライブ!の舞台に神保町の名前があったことは、僕に対しての訴求力の一端になったことは間違いありません。そして予備校は神保町の交差点から白山通りを水道橋へ向かって歩いたところにあったアレ。その道をこういう目的で歩くというのも、なんとも奇妙な気分がしました。

ドームの敷地につくと、空いてる物販としてホテルの入り口脇が案内されていたので、そちらで手早く買い物を済ませ、どうせならドーム本丸も見なくては、と建物の中を抜けドームの前へ出ると、そこには驚きの光景が……。
右を見てもラブライブ、左を見てもラブライブ。いたるところにメンバーののぼりがはためき、ジャージを着た連中や、道着に胴丸をつけた矢澤まで普通に歩いている。そして、みんな笑っているんです。悲壮な顔は何一つない。360度すべてがラブライブ!が好きな人間のための空間だったと言って差し支えありません。
ああいったオタ系のアパレルやいわゆる四天王スタイルなどは公共の場所では控えて然るべきものですが、あのドーム前ではそれらすべてが許容され、祝福さえされている空気さえありました。
天気も最高に良くて暖かいし、ずっとその辺に寄りかかってこの光景を見ていたいと思うほどでしたが、同時に、人間はここまでの結果を導き出せるものなのか、と畏敬の念にも似た感情を抱きました。もちろん演者以外にもさまざまなスタッフ、関係者の方の尽力があってこそでしょうが、あの「好き」が全て許容される空間の創出は、ドームでライブをすることよりもそれに加えてさらに価値のあることなのではないか、と感じたのです。

ライブは、本当に楽しいものでした。
一日目の久保ユリカさんが「今日はみんなに笑って帰って欲しい」と言っていたように、湿っぽさを極力減らした、ポジティブさに溢れた選曲だったと思います。ユニット曲もこれまで完全な形で唄われていない曲もありましたが、敢えてそこには触れず、それぞれがセンターの曲を一曲ずつ、それもできるだけ楽しいナンバーでのラインナップ。
ただ単にμ'sの歴史を追うだけならゲームの選曲やデュオ・トリオもあったはずですが、それらの曲をやらずに本当にみんなが楽しめるものを、という意図を感じました。
二日間ほぼ同じセットリストというのも、見に来た全ての人に等しく区切りを、という観点から良かったと思います。

ライブの最後は当然、「僕たちはひとつの光」。「今が最高!」と叫ぶ9人と会場、そして曲終了後円陣で思いのたけを口にするのを見た時には、自分がここにいていいのか、この円陣を見ていいのか、という、侵してはならない、何か清く大切なものを覗き見てしまったような感覚にとらわれました。

「今が最高!」って、すごく怖い言葉だと思うんです。
言葉っていうものは文脈から切り離されたとたんに、手を離れた風船のように意味を失って漂い始めるもの。「今が最高!」っていう言葉は、それだけ見ると「今さえよければいい」みたいな刹那的な意味にさえなりかねません。
じゃあこの「今が最高!」はどういう意味なのか。
穂乃果たちなら、限りある時間の最後にたどり着いた最高の瞬間。今この瞬間にこそ最高に輝いているということの証です。
そして、キャストの9人はどうか。
3rdLiveの時、新田さんは「今が人生のピークかもしれない……」なんてことを言ってましたが、その人生のピークの上にさらにピークがあり、そのまた上にもピークがあったのがこの「今が最高!」なんですよね。
「今が最高!」の上に「今が最高!」を上塗りし、その上にさらに「今が最高!」を積み上げた先に「今が最高!」がある……。

「今が最高!」って、更新し続けられるものなんじゃないでしょうか。
そしてそれは、穂乃果たちも同じだと思うんです。

最後のほうのMCで南條愛乃さんが、「きっとこの世界の見えないところに彼女たちはいて、同じように人生を生きて、この先を歩いていくんだろうと思います」みたいなことを言っていて、不覚にもここで本気で涙してしまったんですが、僕らの目に見えないμ'sの先で、穂乃果たちは新しい光に向かって歩いて、その先で別の「今が最高!」を勝ち取る未来があるかもしれません。
キャストの9人も、穂乃果以外に彼女たちの力を必要としているまだ見ぬキャラクターたちがいて、そのキャラクターたちとともに新たな最高にたどり着くかもしれません。また、それは演技というフィールドにとどまらず、各々の得意とする活動でそれを実現する可能性だってあります。

ひとつの活動の集大成を東京ドームの2Days、それも大成功で終えられるほどのピークはそうそうあるものではありませんが、少なくともこのμ'sの区切りが「今が最高!」であっても、18人の人生のピークである必要はこれっぽっちもないと思うんですよ。

そう考えた時に、自分は「今が最高!」という言葉が少し怖くなってしまいました。
ドームの前の夢のような空間。最高に楽しいステージ。万感のMCと最後。これらが間違いなく今が最高であることは間違いないんですが、それはいくつもの「今が最高!」を積み上げた末に形作られたものであって、それを見ていただけの自分が果たして何かを仮託して彼女たちと一緒に「今が最高!」を叫ぶ資格があるのか、いったい何にありがとうと言えるのか、そんなことが頭の中を駆け巡っていました。
それでも、LVのスクリーンの中にいるやりきった彼女たちの姿はとても美しくて、本当に楽しかったライブの記憶と、最後までこのライブを見届けて本当に良かった、という思いが、流れそうな心を錨のように落ち着かせてくれたのです。

TLだと実は「次は何年後かな」なんてことを言ってる人もいるんですが、自分は実はそういう意見を見るまでそんな考えが全然浮かばなくて。ただ、本当にそういう時が来たとして、その時にこの二日間で見たものや感じた思いに対して、微塵も恥じ入るところのない自分でいれたらいいなあ、なんて思っています。すべての人が積み上げて自分の「今が最高!」に到達できるわけではないけれど、積み上げることだけはできるはずだから。

本当に最高の時間を、そして明日に向かう力を、ありがとうございました。



追記:星空凛ちゃんのこと

スノハレが出た直後くらいにラブライブを知って、「こういうのは誰か一人贔屓を決めとくと楽しめるやつだな!おっちゃん知っとるで!」と、1stの自己紹介を聴いたときに飛び込んできたのが、「勇気凛々!あなたの凛です!」でした。見た目の第一印象でまありんぱなのどちらかだな、と思っていたんですが、この一言が「あ、この子だな」という直感を与えてくれました。
センター投票はあまりふるわず、最下位こそないものの8位二回という苦杯を舐めたこともありましたが、アニメで動きがついてからは大爆発。やはり元気な子は動きがついてこそ映えるものです。二期の五話やそれ以降はもう今までのうっぷんを晴らすかのような成長ぶり。
加えて飯田さんのシンクロ率もどんどん上昇していきましたが、やはりキーポイントは2015の両日だったのではと思います。まさしくあそこは「星空凛=飯田里穂」が「星空凛×飯田里穂」に変化する、まさにイコールから乗算への転換点だったのではないでしょうか。
そしてその最後の到達点でもあるファイナル。
ゴンドラに駆け上って南條さんをハグするさまは、まるで凛ちゃんが「絵里ちゃーん!」と飛びつくようであり、リリホワでの美しくもキレのあるダンスは、凛ちゃんにはちょっと早いところを飯田さんが後押しし、そしてHello!星を数えてで大写しになったあの弾けるような笑顔は、まさに飯田さんと凛ちゃんの相乗効果によるところの結果だと思います。
一番最後のMCで凛ちゃんに「見ていてくれましたか?」と呼びかけていましたが、見ているどころか常にそばにいたと思いますよ。凛ちゃんは泣き虫だから、あんなこと言われたら大泣きして抱き付いてしまうのでは。
飯田さんと一緒に歩いた日々は、きっと凛ちゃんにとっても宝物のはずです。
あの時ボイスを聴いて凛ちゃんに決めて良かった。
凛ちゃんの女神が飯田さんで良かった。
こんなに一人のキャラクターに没頭することは、今後ないかもしれません。

本当に、ありがとうございました。
posted by Die棟梁 at 02:00| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする