2010年05月02日
Kaku-Tail Party DS
というわけで出てました!
今回は圧力重視で行ったので、自分の中では結構邪悪な作りになっていると思います。ネガティブなメッセージは入れてないけど、人によっては「うぎぎ」ってなっちゃうかも知れません。ごめんね。
『昨日』と『今日』の境目は、人間の生活の『節目』に置き換えることが出来るのでは?というのがメインコンセプトです。
ある日突然人生が変わる。その時人は昨日とは違う自分になりますす。春香はあの日プロデューサーに出会ったことで、その瞬間アイドルになりました。それはその前日の「アイドルではない春香」とは全く別のものです。
一年間の活動を経て、その機会はまたやってきます。「プロデューサーが一緒にいた日々」が、一夜にして「プロデューサーがいない日々」に変わる。ベストEDで言うならば、アイドル春香の第一期と第二期を分ける節目になります。
その節目に、今度は春香が「今日と違う明日」を望んで、自分からアクションを起こします。「プロデューサが一緒にいる日々」を「プロデューサーがもっと近くにいる日々」に変えるために。
でも、その成否に関わらず彼女に「明日」はやってきません。戻されて、望みの叶わないあの夜を「昨日」にすることも出来ず、延々とメビウスの輪の上を走り続ける。春香にしてみればこれほど悪趣味な話もないでしょう。ですがそれ故にプロデューサーの側にも、あの夜が絶対的なものとしてそびえ続けているのも事実と言えます。
ですが、すでに時計の針は回り始めました。
SPはパラレルワールドなのでともかくとしても、DS、HomeLiveは2ndvisionの時間軸の上です。たとえそれが現段階でサブだったり実験段階だったりしても、彼女の時間はすでにあの夜の向こう側にあり、あの夜を抜け出せていないのはむしろプロデューサーなのではないか?という問題提起の意思もこめて動画を構成してみました。
この問題提起にはおそらく否定的な意見が多く出ると思います。なぜならばそもそもバンナムそのものがまだ「明日」を用意してる途中ですから。それを見ないうちにどうこうしろというのも無茶な話です。
でも、DSって充分「明日」の一部に入ると思うんですよね。
DSの面白いところは、春香がプロデューサーによって新しい自分になったのと同じように、今度は春香が愛ちゃんにきっかけを与えているところです。
アイドルになるきっかけもそう。高ランクになって自分を見失ったときに引き戻してくれるときもそう。
あの夜を終着点とした一つのタームの中で彼女が身に付けたものを、彼女がしてきたように愛ちゃんに与えられるのは、まさしくそれこそが彼女があの夜の向こう側にいる証拠だと思うのです。
その辺を踏まえたうえで見ていただけると、何気ない背景にも意味を感じていただけると思います。
ちなみにこの作品、最初は記事当初のコンセプトを踏まえて愛ちゃんメインのノベマスにするつもりでした。それがどうしてこうなったのか……。その名残が後半の愛ちゃんの出てくるところです。
動画を作るときは毎回「違うことをやろう」と心がけてるんですが、今回は画面の質感も今までとはずいぶん違う芸風にしています。
とはいえあまり難しいことはやってません。
数字が流れていくところは、文字を白、バックをアルファにして文字の動くaviを切り出し、合成を乗算にして色を変えた背景を子に置くだけです。一番下に彩度をガン上げしてTVフィルターをかけた背景をおいて、それと数字の間に春香さんをサンドイッチ。あとはカッターで画面分割したりすると出来ます。
グレーバックの所は
1・モノクロの春香さんの肌に合わせたグレーバック
2・春香さんのBBにクロマキーをかけたもののエッジを極限まで立たせ(コンボリューションカーネル)ゴミを浮かせたもの
3・BBにクロマキーをかけた春香さんに、影が体毛にならない程度に黒の復元をかける
4・目とかリボンの赤とか(色補正セカンダリ)
の順番で重ねるくらいです。
白黒春香さんはBBにクロマキーをかけ輝度マスク、そこに黒の復元をほどよくかけると、動画のように髪にノイズが発生します。
Vegasの人はやってみてね!
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