2010年04月11日

この街の空にも、星は瞬く。

救いのない闇はある。

未来を思い描くこともできず、今を見ることもできず、過去という鎖に縛られていることさえ気づかず、それは誰も悪くなかったのだと思い込んでいる。
幸せな昔と自分をつないだ唯一の糸にしがみついても、それが自分の全てであっても、思うように結果を残すことが出来ないこともある。
自分の全てであるがゆえに他人に対して引くことも出来ない。

孤独と失意に満ち溢れた夜に誰かにそばにいてほしいと願っても、そのもっとも身近な誰かが更なる失意と孤独しかもたらさなかったならば。

耐えかねて寝巻きのまま飛び出して向かう先は、幸せの墓標なのだ。それさえも孤独しかもたらさないとわかったとき、彼女は失意と絶望と孤独しかないこの街に瞬く、最後の星の元へ向かうのだ。

彼女は笑っていない。ずっと泣いている。

もし、「最後の仕掛け」とその先がなければ、最後の星でさえ眩し過ぎて、彼女は手にすることは出来ないだろう。

救いのない闇はあるのだ。
posted by Die棟梁 at 23:50| Comment(0) | 動画紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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